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- ファルコン昆虫記(687)網戸にとまる(32)【クサギカメムシ】(2)
小さな羽音を耳にして、バルコニーの網戸を見ますと小さな昆虫がとまっていました。
裏側から見てすぐに「カメムシ」だとわかる体形で、そろりと網戸を開けてストロボ撮影です。
和名は 「クサギ(臭木)」 の木によくいるということに由来しているようですが、多食性で幅広い植物についており、果樹などの農業害虫として古くから知られています。
網目(一目1ミリ)から測定しますと体長16ミリ、体色は全身が暗褐色ですが明暗は個体差があり、わずかに斑模様が入り一面に細やかな黄褐色の斑点があり、前胸部の前縁に四つの小さな白い斑点が横に並んでいます。
6月下旬から7月下旬にかけて孵化し、5齢幼虫 を経て8月頃から成虫が活動しますが、その年には繁殖行為を行わずに越冬します。
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