野球のプロ、アマ合同の規則委員会が11日、東京都内で開かれ、ルールブックを改定して、投球せずに敬遠四球にすることができる「申告敬遠制」を採用することが決定されました。
また、投手が投球に関連する動作を起こした際、途中で止めるなどの「2段モーション」を、公認野球規則上の反則投球の項目から削除することも決めた。プロ野球では06年から厳格に運用していたが、米大リーグや国際大会時の海外審判員で同様の判定をする者がほとんどおらず、「日本だけが厳格」との声がプロ・アマ双方の関係者から上がっていました。
昨年のプロ野球では西武の<菊池雄星>投手が2試合で計3回、2段モーションによる反則投球の宣告を受けた。走者がいる場合、2段モーションで投げると、現在と変わらずボークを宣告されます。
プロ野球は「申告敬遠制」を今季から適用する方針で、実行委員会や12球団監督会議などを経て正式決定します。
すでに米大リーグでは試合時間短縮を目的に昨年から実施されています。2020年東京五輪を含めて今年から世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の主催大会でも採用されるため、日本でも導入することが決まりました。
敬遠する場合、守備側の監督が球審に意思表示すれば、投げずに打者を一塁に歩かすことができる。従来通り4球投げることもできます。
野球は何が起こるかわからないドラマだからこそ面白いスポーツだとおもいます。1999年6月12日の阪神・巨人戦、12回裏4対4で迎えた1死三塁で打席に立った<新庄剛志>は、<槙原寛己>の敬遠四球のボールを打ち、サヨナラヒットを打っています。投げてでの敬遠でのプレーの中では、投手の暴投もあれば、捕手のパスボールも起こりえます。申告制では、このようなハプニングが期待できないだけに、なんだかなぁというルール改正です。
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