15日、<大相撲初場所(4日目)が、東京・両国国技館で行われました。
横綱<照ノ富士>は、過去7勝3敗ながら不安視していた前頭二枚目<翔猿>の動きに敗れ、金星を与えてしまいました。激しく動き回る<翔猿>つかまえきることができず、最後は送り出されて2勝2敗の五分となっています。<翔猿>は、今場所2大関と横綱を下し、3勝1敗です。
大関<琴桜>がまさかの3連敗で綱とりは絶望的な状況となりました。過去3勝11敗と合口の悪い前頭筆頭<霧島>との勝負とはいえ、右四つがっぷりに組みながら攻めることはできず、一方的に寄り切られました。下位力士が相手の序盤4日間で1勝3敗は痛い星勘定で、まさかの最悪の展開となりました。
一方の大関<豊昇龍>は、前頭筆頭<隆の勝>に攻め込まれながら土俵際で突き落としを決めて無傷の4連勝としています。琴桜とは対照的に綱とりへ好発進を持続しています。
大関<大の里>も小結<阿炎>に引き落としで敗れて2勝2敗目です。
関脇<大栄翔>は、前頭三枚目<王鵬>に引き落としで敗れ、3勝1敗で、勝った<王鵬>は4連勝としています。
関脇<若元春>は、前頭四枚目<正代>に突き落としで敗れ、1勝3敗です。
小結<若隆景>は、前頭二枚目<熱海富士>を肩透かしで破り、2勝2敗です。
4日目は三役以上で、<若隆景>と<豊昇龍>の2人しか白星を挙げれず、波乱の一日でした。