「MRJ(三菱リージョナルジェット)」@三菱重工業&三菱航空機
Jun
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「MRJ」は、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」と、76席の「MRJ70」の2機種で構成。エンジンはいずれも低燃費や低騒音を特長とする、米プラット・アンド・ホイットニー製のギヤード・ターボファン・エンジン(GTFエンジン)「PurePower PW1200G」を採用しています。
(MFC)では、「MRJ90」の飛行試験機4機が飛行試験を連日進めており、機体の安全性を証明する「型式証明(TC)」の取得を目指しています。現在の確定発注は213機で、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)へは、2020年半ばの初号機引き渡しを計画しています。
また、7月にロンドン近郊で開かれる世界最大規模の航空ショー「ファンボロー航空ショー」では、実機が飛行する「フライトディスプレー(飛行展示)」を実施する予定。6月27日の飛行試験では、飛行試験初号機(登録番号JA21MJ)が航空ショーを視野に入れたとみられる、旋回や上昇といった動きを入れたフライトを披露しています。
ファンボロー航空ショーでは、ANA塗装を施した3号機(JA23MJ)を持ち込む予定。同機は昨年開かれたパリ航空ショーに初出展されていますが、この時は地上展示のみでした。