「萩原一青が描くー百名城手ぬぐいのすべて展」@尼崎市総合文化センター
Jul
19
<荻原一青>は、明治41年(1908)に尼崎市で生まれました。昭和のはじめ、大阪で絵の修行を終えて郷里に戻ってきた<荻原>を迎えたのは、明治期の廃城令によって朽ちゆく尼崎城の姿でした。
その哀れな姿に心を痛めた荻原は、在りし日の尼崎城を描くことを志し、独学で城の研究に取り組みはじめ、日雇い労働に従事しながら全国各地の古城を訪ね歩いて古城の復元画を描くようになり、やがて「城の画家」と称されるほどにその技量が高く評価されるようになります。
本展では、<荻原>の後年の代表作「名城手拭百城」にスポットを当て、シリーズ全点を一挙に公開しています。これは荻原がデザインを手がけた手ぬぐい作品で、その名のとおり描かれた城の数は百城に及びます。一枚一枚異なるその卓越したデザイン力を通して、これまであまり紹介されることのなかった絵師としての荻原像に迫ります
Posted at 2018-07-19 05:49
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Posted at 2018-07-19 06:00
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