2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による東京電力福島第一原発の汚染水対策の結論が、早急に出されていないのが気になっていました。タンクで処分を待つ水は100万トンを超え、敷地内の保管容量は2022年夏頃に東電が計画する上限に達することが判っています。
時間切れが迫る中、処分法をめぐる政府や東電の議論は結論が見いだせず、なし崩しで海への排水が始まりかねないと地元は警戒を強めているようですが、どうなるのでしょうか。
東京電力福島第一原発で増え続ける処理水の扱いを検討する政府小委員会が18日開かれ、経済産業省は、現在保管中の水に含まれるトリチウムなどの放射性物質を1年間で海洋や大気に全量放出した場合、一般の人の年間被ばく線量に比べ約1600分の1~約4万分の1にとどまるとして「影響は十分に小さい」との評価結果を示しています。
経産省によりますと、砂浜からの外部被ばくや魚などの摂取による内部被ばくを想定した海洋放出は約0.052~0.62マイクロシーベルト、吸入による内部被ばくなどを想定した大気放出は約1.3マイクロシーベルトとしています。
専門的知見は持ち合わせていませんので数字で示されても感覚的に理解できず、数字のマジックが隠されているのではと勘ぐりたくなります。地震発生時から計算式の結論が何年もかかるのは疑問に思え、それなら当初からタンクに貯める必要もなかったということでしょうか、なんだか海に放出するという結論ありきの数字のように思えて仕方ありません。
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