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- 神戸残像(130)観光遊覧船「ファンタジー号」引退@神戸シーバス
神戸港で15年間にわたって活躍した神戸シーバスの観光遊覧船「ファンタジー号」(152トン)が、12日に引退しています。6月末まで定期運航して後継船に引き継ぐ予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、4月から運休。市民や観光客を乗せた周遊再開はかないませんでした。
神戸シーバスは海運会社の早駒運輸(神戸市中央区)が1993年から運航しています。元は海上バスで、阪神・淡路大震災後の神戸港活性化のため、1996年に遊覧船事業に転換しています。
「ファンタジー号」は2006年就航。女性の乗組員がこまやかな接客を行い、船内でコーヒーなどを楽しむカフェ、船を貸し切ってのパーティークルーズ、有馬温泉観光協会と連携した足湯の提供など、船上で多様なサービスを行ってきました。
老朽化のため昨年、更新計画が具体化し、三菱重工長崎造船所の通勤船として運航していた「ぐらばあ」を取得。内装工事などを施し、新たな遊覧船「boh boh(ボーボー) KOBE」(427トン)として、「ファンタジー号」の後を継ぐことになっています。
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