『ヴィタリナ』予告編@<ペドロ・コスタ>監督
Aug
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『ヴァンダの部屋』(2000年)から一貫して、多くのアフリカ系の住民が住む、ゲットーとも言える移民街フォンタイーニャスを舞台に作品を作り続けている<ペドロ・コスタ>監督が、カーボ・ベルデからリスボンにやってきた「ヴィタリナ」の波乱に満ちた人生を描きます。
予告編には、自らの半生を語る「ヴィタリナ」のモノローグとともに、現在の「ヴィタリナ」の姿、夫や移民たちの生活の跡が刻まれた部屋の様子を絵画的な光と闇で表現した場面が切り取られており、過酷な日々を送った移民たちの歴史が、見る者の目に焼き付けられるような映像です。
ひとり、カーボ・ベルデからリスボンにやってきた「ヴィタリナ」は、出稼ぎに行った夫がいつか自分を呼び寄せてくれると信じて待ち続けていました。しかし、夫は数日前に亡くなり、すでに埋葬されていたのです。「ヴィタリナ」は亡き夫の痕跡を探すかのように、移民たちが暮らす街にある、夫が住んだ部屋に留まる決意をします。