<ミン・アウン・フライン>総司令官
クーデターを実行して全権を掌握したミャンマー国軍が設立した最高意思決定機関「国家統治評議会」が13日夜、議長を務める<ミン・アウン・フライン>総司令官名で、裁判所の許可なく拘束や家宅捜索を実施することを禁じた法律を一時的に停止すると発表しています。
クーデターに抗議する大規模デモが全土に拡大する中、取り締まりを強化する姿勢を打ち出しました。
停止されたのは、市民のプライバシーと安全の保護に関する法律の中の3条項。同法は、裁判所の許可なしに拘束することを禁止しています。
これにより、拘束や家宅捜索、監視、通信傍受、通信記録の入手、個人の手紙や小包の開封を許可なく行えるようになります。
ミャンマー国軍はこれに加え、自宅に訪問者が宿泊する場合、届け出を義務付ける法改正をおこないました。
警察は夜間にデモ参加者を拘束する動きを見せており、かくまうのを防ぐ狙いとみられています。
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