中国紙・第一財経日報(電子版)は16日、不動産開発大手「中国恒大集団」の経営危機をめぐり、創業者の<許家印>氏が7月以降に同社の資金繰り支援のために投じた私財の総額が70億元(約1250億円)を超えたと報じています。
同紙によりますと、<許家印>氏は個人資産の売却や株式を担保にした借り入れで資金を捻出。金融商品の支払いや従業員の給与、社債の利払い、中断していた工事の再開費用に充てています。また、<許家印>氏は香港の豪邸2軒を担保にオリックスの現地子会社から資金を調達したといいます。
「恒大集団」は不動産管理や電気自動車(EV)の子会社、香港のオフィスビル売却を模索していますが、進展は見られません。同紙は消息筋の話として「許氏が個人的に工面した資金が恒大の命綱だ」と伝えています。
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