ダウ平均株価(12月2日)@終値3万4639ドル79セント
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ダウ平均は新型コロナウイルスの「変異株(オミクロン)」や米連邦準備理事会(FRB)のテーパリング(量的金融緩和の縮小)加速への警戒を背景に、1日までの2日間で1100ドルほど下げています。短期間で大きく売られたことから、目先の反発を見込んだ買いが優勢となりました。
朝方発表の週間の新規失業保険申請件数は22万2千件と前週(19万4千件)より増えたものの、市場予想(24万件)以下でした。労働市場の改善が続いているとの見方は米株式相場の下値を支えています。
複数のメディアが小型機「737MAX」について、中国の規制当局が運航再開に向けて必要な修正事項を航空会社に指示したと伝え、航空機のボーイングの上げが目立ちます。同機では過去に2度の墜落事故が起きたことから運航が停止されており、再開すれば業績の追い風になるとみられ、労働市場の改善に伴う個人消費の回復期待も好材料になっています。