神戸：ファルコンの散歩メモ

国際通貨基金（ＩＭＦ）の＜クリスティーヌ・ラガルド＞専務理事（６３）は、欧州中央銀行（ＥＣＢ）の次期総裁に就任する見通しとなったことを受けて、９月１２日付で辞任すると発表しています。

＜クリスティーヌ・ラガルド＞専務理事は、「（ＥＣＢ）総裁への指名手続きが大幅に明確になったこと、そしてそれにかかる時間を考慮した結果、（ＩＭＦ）の最善の利益のために、この決断を下した。取締役会は、新しい専務理事の選任手続きを進めるため、必要な措置を講じることになる」と述べています。

欧州理事会が人事を承認すれば、＜クリスティーヌ・ラガルド＞氏は女性として初めて（ＥＣＢ）総裁に就任することとなります。（ＥＣＢ）総裁は、ユーロ圏の金融政策を担います。

＜クリスティーヌ・ラガルド＞は、１９５６年１月１日フランス・パリ生まれの国際金融の「ロックスター」として知られています。
パリ第１０大学ロースクールを卒業後、エクス＝アン＝プロヴァンス政治学院で修士号を取得、パリ弁護士資格を取得後、国際法律事務所「ベーカー＆マッケンジー」で弁護士として働き始めました。

２００５年に対外貿易担当相としてフランス政府に初入閣。２００７年から当時の＜フランソワ・フィヨン＞内閣で、経済・財政・産業相を務め、Ｇ７初の女性経済・財政相となるなど、様々な閣僚ポストを経験してきています。性的暴行容疑で逮捕・起訴された当時の＜ドミニク・ストロス＝カーン＞（ＩＭＦ）専務理事の後任として、２０１１年に女性として初めて（ＩＭＦ）専務理事に就任しています。