8日、福島県いわき市で見つかったサンショウウオの一種が、絶滅危惧種に指定されている「トウキョウサンショウウオ」の新種と認定されています。
新種は「イワキサンショウウオ」(学名:Hynobius sengokui)と名付けられ、8日から同市のアクアマリンふくしまで3匹の展示が始まっています。
同館によりますとと、「トウキョウサンショウウオ」は同市から関東地方の主に湿地や池に生息しています。しかし開発による生息環境の変化やザリガニなど外来種の影響などで数が減っており、環境省レッドリストの絶滅危惧2類、県のふくしまレッドリストの絶滅危惧1類に指定されています。
京都大の研究者らでつくるグループが同市の個体を調べたところ、それ以外の地域に生息する「トウキョウサンショウウオ」と比べて遺伝子や身体の形に違いがあることが分かったといいます。論文が7月、国際学術誌に掲載され、新種と認められました。
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