ダウ平均株価(5月23日)@終値3万3055ドル51セント
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米連邦債務の上限引き上げを巡り、<バイデン米大統領>と野党・共和党の<マッカーシー下院議長>が22日に会談したものの、合意には至りませんでした。協議は継続する方針ですが、先行きの不透明感から売りが先行しています。
<マッカーシー下院議長>は22日の協議について「生産的だった」と語り、交渉を続ける考えを示し、<バイデン米大統領>は声明で「デフォルト(債務不履行)は選択肢にないことを改めて確認した」と語っています。デフォルトに対する警戒感は後退していることから積極的な売りは手控えられているものの、交渉の行方を見極めようとの慎重な姿勢が続いています。
今年に入って値上がりが続いてきた主要ハイテク株の一角に利益確定売りが出たのも相場の重荷でした。米長期金利の上昇が続いており、高PER(株価収益率)銘柄の相対的な割高感が意識されています。
終値は3営業日続落し、前日比231ドル07セント(0・69%)安の3万3055ドル51セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、前日比160.531ポイント(1,26%)安の1万2560.245でした。 S&P500種は、前日比47.05ポイント (1.12%)安の4145.58でした。