人口動態統計(令和4年・2022年)@厚生労働省
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出生数から死亡数を引いた人口の自然増減は79万8214人の減で過去最大の減少幅となり、人口減が進む実態が出ています。
出生数を出産した女性の世代別を見ますと、45歳未満の全世代で前年よりも減少しています。第1子を出産した時点の女性の平均年齢は前年と同じ30・9歳で過去最高水準となり、晩産化も顕著になっています。
合計特殊出生率を都道府県別にみると、最も高かったのは沖縄県の「1・70」、以下宮崎県「1・63」、鳥取県「1・60」でした。逆に、最も低かったのは東京都で「1・04」。宮城県「1・09」、北海道「1・12」の順となり、西日本ほど高い「西高東低」の傾向が出ています。人口を維持するためには出生率は「2・07」が必要とされています。
一方、婚姻件数は前年より3740組増の50万4878組で、3年ぶりの増加となりました。ただ、コロナ禍前の令和元年(59万9007組)からは約9万4千組も少なくなっています。平均初婚年齢は夫が31・1歳で、妻は29・7歳でした。離婚件数は前年より5288組減少し、17万9096組でした。
死亡数は前年より12万9105人増えた156万8961人となり、過去最多となっています。死因の1位はがんで24・6%を占めています。次いで心疾患(高血圧性を除く)が14・8%、老衰11・4%、脳血管疾患6・8%が続いています。新型コロナは4万7635人で、前年よりも3万869人増えています。