『エス』@<太田真博>監督
Jan
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短編映画やCMなどを手がけてきた<太田真博>監督が、自らの逮捕経験に基づいて手がけ、ひとりの映画監督の逮捕報道を受けて集まった仲間たちの、再会と断絶を描く長編作『エス』が、2024年1月19日より公開されます。
若手映画監督の「染田真一」が逮捕されました。「染田」の大学時代の演劇仲間たちは、嘆願書を書く目的で集まり、久しぶりの再会を果たします。「染田」の新作に主役として出演するはずだった崖っぷち俳優の「高野」、「染田との絆が最も深い」と自称する先輩の「鈴村」、そして染田への思いをこじらせた挙句に別の男性と結婚した「千穂」。それぞれが「染田」の力になってやりたいという思いを抱き、集まったはずでした。
<太田真博>監督は、2011年に不正アクセス禁止違反容疑などで逮捕され、30日余りを留置所で過ごした経験があります。
2015年に自らの犯した罪をモチーフにした短編『園田を元気づけてやろう的な』を発表。2016年には同作を長編化した『園田という種目』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭長編コンペティション部門に出品され、福井映画祭長編部門でグランプリを受賞しています。今作でも自らの経験から着想した物語を描いています。