日経平均株価(2月16日)@終値3万8487円24銭
Feb
15
16日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比347円95銭(0.91%)高の3万8505円89銭でした。10時過ぎには707円高の3万8865円06銭まで上昇し、1989年12月29日の最高値「3万8915円87銭」まであと50円ほどに迫る場面がありました。
15日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇したことや半導体製造装置のアプライドマテリアルズ(AMAT)が2023年11月〜24年1月期の売上高などが市場予想を上回り、2024年2〜4月期の売上高予想の中心値も市場予想を上回る見込みとなりました。それを受けた15日夕の米株式市場の時間外取引での株価急伸が追い風になっています。
来週21日には画像処理半導体(GPU)大手のエヌビディアの決算発表も控え、半導体関連株の持ち高をさらに増やそうとする海外投機筋の買いが株価を押し上げていますが、一方的な株価の上昇で過熱感が強まるなか、半導体関連株買いには過熱感も指摘され、アドテストと東エレクは下げに転じる場面も見られます。
東京外国為替市場では円相場が「1ドル=150円台」で推移しています。米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が一段と後退する一方、日本では前日に発表されました2023年10〜12月期の実質国内総生産(GDP)速報値が2四半期連続のマイナスとなったことで日銀のマイナス金利解除など政策修正が遠のくとの見方が浮上しています。米国と比べて日本では緩和的な金融政策が続くとの楽観も日本株にとって支援材料となっています。
終値は続伸し、前日比329円30銭(0.86%)高の3万8487円24銭で終えています。