『瞼の転校生』@<藤田直哉>監督
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若手映像クリエイターの登竜門にもなっているSKIPシティ国際Dシネマ映画祭の20周年と、同映画祭の開催地でもある埼玉県川口市の市制施行90周年を記念し、埼玉県と川口市が共同製作した『瞼の転校生』が、2024年3月2日より公開されています。
川口市を舞台に、大衆演劇の世界に生き、公演に合わせて転校を繰り返す中学生が、限られた時間の中で出会う人々と心を通わせながら成長していく姿を描いています。
旅回りの大衆演劇一座に所属する中学生の「裕貴」は、公演に合わせてひと月ごとに転校を繰り返しています。そのため、どの学校でも出会いに期待せず、友だちを作ろうともしません。そんな「裕貴」でしたが、ある学校に通っていた時、担任から学校へ来ないクラスメイトへの届け物を頼まれたことをきっかけに、不登校なのに成績優秀な「建」と知り合います。ひょんなことから彼と仲良くなり、「建」の元カノである「茉耶」も加わり、3人で過ごす時間が増えていくなかで、「裕貴」は2人に役者として舞台に立つ自分を見てほしいと思いはじめます。
「裕貴」役は『雑魚どもよ、大志を抱け!』の<松藤史恩>、「建」役は『カラオケ行こ!』の<齋藤潤>、「茉耶」役は『福田村事件』で映画初出演を果たした新人の<葉山さら>が演じ、<村田寛奈>、<タモト清嵐>、<高島礼子>、<佐伯日菜子>が出演、監督は、『stay』で2020年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭国内コンペティション短編部門の優秀作品賞を受賞した新鋭<藤田直哉>が務めています。