軽度の知的障害を持つ22歳の「来栖玲」は、小柄なため子どもと間違われることが多く、自分が障害者として扱われることに葛藤を抱えていました。一方、玲の母「梨加」は夫に先立たれながらも娘をしっかり育てようと努めてきましたが、限界を感じ自らも精神疾患を抱えるようになってしまいます。
母娘ともに心を開くことのできる相手がいなくなり、すれ違いながら荒んだ生活を送る「玲」と「梨加」でした。やがて新たな出会いによって、母娘の日常に少しずつ光が差し始めます。
<上西雄大>監督主宰の映像劇団テンアンツに所属する<清水裕芽>が娘「玲」役、同じくテンアンツ所属で『ひとくず』」も出演した<徳竹未夏>が母「梨加」役で主演を務めています。