8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前週末比20銭円安・ドル高の「1ドル=151円80〜90銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=151円94銭」、高値は「1ドル=151円73銭」でした。
米連邦準備理事会(FRB)が利下げを始める時期が後にずれるとの見方から米長期金利が上昇しています。日米金利差の拡大観測から円売り・ドル買いが出ました。
前週に市場予想を上回る米経済指標が目立った上、(FRB)高官から利下げに慎重な発言が出たことを受け、米長期金利の上昇(債券価格の下落)が続いています。8日の米長期金利は一時(4.46%)を付け、外為市場では円売り・ドル買いにつながりました。
ただ、円相場は底堅かった。心理的な節目となる152円台に近づく水準では、日本政府・日銀が円買いの為替介入に動くとの警戒が根強く、円買い・ドル売りが入りやすくなりました。