12日、米労働省が発表しました5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で「3.3%」上昇でした。伸び率は2カ月連続で縮小し、市場予想(3.4%)をわずかに下回りました。
変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は(3.4%)上昇と、こちらも市場予想「3.5%)をわずかに下回っています。
上昇率は約40年ぶりの記録となりました2022年6月の(9.1%)から2023年6月に(3.0%)まで低下し、この1年間ほどは横ばい圏内で推移しています。
米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制のため高金利政策を維持する中、物価上昇ペースは落ち着きつつあるものの、依然として高い水準にあります。(FRB)は利下げを巡る判断で物価高が再燃しないかどうかを見極める構えです。
12日まで開催されます連邦公開市場委員会(FOMC)でも物価と雇用の動向を分析し、今後の金融政策を決定するとみられます。