18日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、午前終値は前日比147円13銭(0.38%)高の3万9058円32銭でした。
米景気への楽観的な見方が広がり、
17日のダウ平均が最高値を更新しました。リスク許容度の改善した投資家の資金が日本株にも流入しています。米長期金利の上昇(債券相場は下落)を背景に外国為替市場で円相場が
「1ドル=150円台」に下落し、前日夕時点と比べて円安・ドル高方向に振れていることも主力の輸出関連株の買いを誘っています。
一方、レーザーテクやアドテストなどは下落し、日経平均は上値の重さが目立ちました。17日の米市場で半導体大手エヌビディアは4カ月ぶりに上場来高値を更新しています。朝方は好感する買いが日本の半導体関連株にも先行しましたが、ほどなく下げに転じています。
市場では生成AI(人工知能)向け先端半導体の需要は強い半面、中国向けや民生機器向けの半導体需要の弱さを懸念する見方も出ており、月末に本格化する国内企業の決算発表の内容を見極めたいとの様子見も見られます。
終値は、前日比70円56銭(0.18%)高の3万8981円75銭でした。