ダウ平均株価(12月12日)4万3914ドル12セント
Dec
12
12日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。足元で上昇が目立っていたハイテク株の一角に利益確定売りが出て相場の重荷となっていますが、ダウ平均株価は前日までの5営業日で865ドル下げたことでやや過熱感が和らいでいます。米利下げ期待も支えとなり、上昇に転じる場面がありました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は11日に初めて2万台に乗せ最高値を更新しています。人工知能(AI)の開発加速や普及が業績成長を後押しするとの見方から半導体やクラウド、ソフトウエア関連株などが広く物色され、次期トランプ政権の政策の恩恵を受けるとされるテスラにも買いがでています。12日はハイテク株にかわって製薬株などが物色されています。
12日朝発表の11月の米卸売物価指数(PPI)は、前月比(0.4%上昇)と市場予想(0.2%上昇)を上回り、前年同月比の伸び率は(2.6%)から(3.0%)に加速しました。食品価格の上昇が大きく、エネルギーと食品を除くコア指数は前月比(0.2%上昇)し、市場予想に一致でした。
一方、同日発表の週間の米新規失業保険申請件数は24万2000件と市場予想(22万件)に反して増加し、2カ月ぶりの高水準となりました。米連邦準備理事会(FRB)が17〜18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを続けるとの見方も投資家心理の支えとなっています。
ダウ平均株価は、前日比234ドル44セント(0.53%)安の4万3914ドル12セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比132.05ポイント(0.66%)安の1万9902.84で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比32.94ポイント (0.54%)安の6051.25で終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比132.05ポイント(0.66%)安の1万9902.84で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比32.94ポイント (0.54%)安の6051.25で終えています。