18日の東京外国為替市場で、円相場は9営業日ぶりに反発でした。17時時点では前日の同時点に比べ48銭の円高・ドル安の「1ドル=153円58〜60銭」で推移しています。
17日発表の11月の米小売売上高は、前月比(0.7%増)と市場予想を上回りました。ただ、自動車・同部品を除くと前月比(0.2%増)と市場予想を下回り、米景気が加速していくほどの勢いはないと受け止められています。
米長期金利は日本時間18日の取引で小幅に低下し、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが入りました。
米連邦準備理事会(FRB)は18日まで開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で(0.25%)の利下げに踏み切ることがほぼ確実視されています。半面、日銀は19日まで開く金融政策決定会合で利上げを見送ると見込まれています。
日米中銀の政策決定が相次ぐのを前に、持ち高調整の円買い・ドル売りが優勢となりました。