「1ドル=149円29銭~149円31銭」
Mar
21
21日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比55銭円安・ドル高の「1ドル=149円25〜35銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=149円36銭」、高値は「1ドル=148円61銭でした。
新たな取引材料に乏しいなか、持ち高調整の円売り・ドル買いが優勢でした。売りが先行していた米株式相場が上昇に転じたことも、低リスク通貨とされる円の相場の重荷となりました。
今週は日銀の政策決定会合や米連邦準備理事会(FRB)の米連邦公開市場委員会(FOMC)などの中銀イベントを無難に通過しています。21日の米国では主要な経済指標の発表はなく、週末を控えて持ち高調整を目的とした円売り・ドル買いが出やすかくなっていました。
21日ダウ工業株30種平均株価は一時500ドルあまり下げていましたが上昇に転じるなど、米株式相場が持ち直したことも円売りにつながりました。米債券市場では長期金利が債券価格は安くなる前日比(0.02%)高い(4.25%)で取引を終えています。日米金利差の拡大観測も円相場の重荷となりました。