会社の組織を再検討する。 うまく行っている時は良いが、そうでないときにそれを放置する事が出来るほど余裕のある大会社ではない。 今期を反省し、来期は過去最高益を目指すのは当然だ。 まずは、組織作りの基本に思考を戻す。 アウトドアの旅を趣味とする僕は、組織が以下の3つで成り立つと考えている。 1.共通目的 チームで船を漕いで外洋に出る。 目的地ははるか東に見える島だ。 出発した以上は、出来るだけ早く安全に目的地へ全員を届けるのが船長の役割だ。 その時「俺は西の島に行きたい。」と思うのなら、このチームに入ってはいけない。 特に「船長はああ言っているけど、このままでいいよな。」と他のメンバーを搖動する者は、絶対に乗船させてはいけない。 船が迷走すれば、チーム全員の命を奪う事になるからだ。 目的地の一致ほど重要なことはない。 2.貢献意欲 「自分が頑張れば、皆の為になる。だから頑張る。」という単純な思い。 漕いでいるふりをする人間は、重量物に過ぎない。 仮に漕ぐ能力を失った者が、監視や排水、帆の操作などの役割を自ら進んで引き受ける意欲があれば、それは立派なチームの一員だ。 そのとき、「あいつが漕がなくていいなら俺も漕がない」という考えの持ち主は、即刻外洋に叩き落としてでも他の全員を助けるべきだろう。 貢献意欲は、船を大きく加速してくれる。 3.報告 周囲をワッチして報告するのは、全員の仕事だ。 「船長は何もわかっていないんだ。俺はわかっていたさ、ほーら衝突した。」などと、自分の優秀さを論じるために誰かを陥れる者は、アウトドアに限らず、どの社会にも不要だ。 ましてや外洋を旅する時、一つの報告を怠る事は、全員を危険にさらす事になる。 船長への報告は、全員の命を守る為の絶対要件だ。 この船は僕らの小さな会社だ。 しかし、たくさんの命を預かっている船でもある。 僕は命を掛けてでも、クルーを目的地に到着させる責任を持つ。 迷っている暇などない。 それはいつやるべきか? 誰がやるべきか? どこでやるべきか? 「即今当処自己」それがすべてだろう。
Posted at 2014-08-28 00:46
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Posted at 2014-08-28 14:07
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Posted at 2017-10-28 01:59
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