千歳空港でいつも気になっているのは、天井に吊るされたリリエンタールの機体。 忠さんの作成するサバニの帆は、鳥の翼をイメージして作成されている。 そして、このリリエンタールの機体も鳥の羽をイメージしている。 しかし、双方のイメージは大きく違う。 リリエンタールの翼は、飛行することを目的としているため、揚力の発生が最大限になるよう3次元的に調整されている。 現在の古式サバニ「ニヌハ3」では、風に上ることが難しい。 舵のエイクを支える腕力にも限界があるし、何より船体をヒールさせることができない。 だから、帆の形がスピンネーカー状になるのは理解できる。 でも僕は実験してみたい。 古式サバニに上れる帆を! そのサバニは未だ見ぬ「ニヌハ4」になるのかもしれない。
Posted at 2010-05-02 07:21
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