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不良のアウトドア

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ブラックカサラノ

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ブラックカサラノ
僕の「黒いカサラノ」も組みあがり、3年ぶりに乗り込むのだ。
カサラノは高速艇。
速い分だけ不安定。
黒はオーダーして作ったもの。
超カッコイイ。
しかし、なにぶん久々の乗船。
コントロールできれば良いが・・・
コケたら、超かっこ悪い。
#アウトドア

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大きなバッグ

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大きなバッグ
琵琶湖湖畔に並べられたたくさんの大きなバッグ。
いったい何が・・・
#アウトドア

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奄美大島上空

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奄美大島上空
表彰式の翌日、朝便で事務所へ向かう。
発熱しボロボロの身体は、何かをやり遂げた感覚を運んでいる。
夢の世界から、現実の世界へ。
この飛行機が着陸したら、全力で解決しなければいけない問題がいくつもある。
休んでなんていられない。

ボロボロの今日も完全燃焼!

#アウトドア

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7ノット! (6/24 10:45)

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チービシの南を通過すると、うねりが多少静かになってきた。
この状態ならば、縮帆の解除が可能だ。
僕はクルーの一人に、縮帆の解除を命じた。
次に、帆をマストの上端より少し低い位置まで揚げさせた。
帆の下端が、漕ぎ手の頭をかすめるぎりぎりの位置だ。
風は全て利用する。だが重心位置はできるだけ低くするためだ。

10:02の画像と比較すると、うねりの違いが良くわかる。
GPSは時折7ノットを表示している。
追い上げつつある白い帆の艇が、常勝チーム「海想」であることは、後で知る事になる。

#アウトドア

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追う者 (6/24 10:02)

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選手交代のタイミングで、漕ぎ手を1人追加した。
体重の軽いリリーには、漕ぎと同時に排水作業をお願いする。
強風とうねりの中、昨年まで常に上位に入り続けている「ハーインドー」チームの帆が見えている。
「ニヌハ!ニヌハ!」の掛け声とともに漕ぐ。ひたすら漕ぐ。
しかし、そこは強豪チーム。
なかなか接近を許してくれない。
プレッシャーを掛けながら、チャンスを待つ。


ニヌハ2の帆は下から一段目を縮帆している。
一段目は、ランニング(真追いの風)でのみ効果のある事が、実験で分っている。
このときの風向は、この一段目を使用可能な状況だった。
しかし、それを使用するとバウ(船首)が沈む。
この波の中では転覆の危険を増してしまうのだ。
チービシのうねりを越えたときに、この縮帆を解き放ち、フルパワーの風を利用するもくろみなのだ。

#アウトドア

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誤算 (6/24 8:45)

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誤算 (6/24 8:45)
強風が吹けば、セーリングが重要なレースになると思っていた。
帆に集中すればいいと思っていた。
しかし、初めて上位グループに食い込んで分かったことがある。
上位グループはどんなに風が吹いていても、手を抜かないと言うことだ。
今やニヌハ2のGPSが示す速度は、僕が作成したどの計画数値よりも速いものだった。
置かれた立場が選手を1つにまとめている。
全員がスーパーアスリートに変身した瞬間だった。


もう1つの誤算はこの大きな波だ。
船体が予想以上に波をかぶる。
アウトリガーが波に飲み込まれると、それがブレーキになり、船首方向が一気に変わってしまう。
その力は、舵を入れて修正できる範囲ではない。
波を予測しながら、舵を入れるタイミングが難しい。
限界まで速度を上げるため帆綱を引き、コントロールの限界、転覆までの限界、帆柱強度の限界で帆綱を緩める。
その中での排水作業。
僕にもまたタフな仕事がまわってきた。

#アウトドア

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完成と新たなる目標 (6/24 8:25)

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完成と新たなる目標 (6/24...
今年、ニヌハ2は完成型にまで成長した。
それは、忠さんも僕も同じ意見だ。
次の僕らの目標は、ラダーもアウトリガーもない古式のサバニを操ること。
昔の人は、アウトリガーを装着しなかった。
それは、アウトリガーを必要としなかったからだ。
無い方が便利で速かったからに違いない。
しかし、先人の業を習得していない我々にとっては、いまだに謎な部分が多い。
いま「ニヌハチーム」が勝負を挑んでいるのは、古式サバニの「まいふなチーム」。
まいふなの山城艇長は、早くからこの古式のスタイルを提唱された方だ。

そして、我々もまた古式サバニであるニヌハ3の建造をしている。
この大会にも、来年は古式サバニで臨むつもりだ。

大きなうねりの中、僕も漕ぎ手に回り、ヨットの名手でもある山城艇長の風上を容赦なく刺す。
すかさず、山城艇長も風上に回りこみニヌハチームのスピードを殺す。
次は、ニヌハチームが・・・。
接触ギリギリのシーンもあった壮絶なバトル。

大会後、がっちりと握手してくれた山城艇長の腕は逞しく、そして古式への参加を称えてくれた。

#アウトドア

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爆漕 (6/24 8:00)

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爆漕 (6/24 8:00)
新型のラダーシステムのおかげで、素早いダッシュが可能だった。
パワーのある選手を集めたスタートの布陣により、上位チームとの混戦に入り込んだのだ。
一般的にレース中の選手交代は3回から7回行われる。
我がニヌハチームの作戦は1交代のみ。
つまり、この爆漕ぎを2時間続けるつもりなのだ。
そして、1名の選手は4時間を漕ぎ続ける計画だ。
この馬鹿げた計画がうまくいくかどうか。
いずれにしても、肉体の限界を要求する作戦だ。
#アウトドア

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男の仕事場

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男の仕事場
サバニレースが終了した。
全ての作戦が的中し、好位置でのゴールとなった。

写真はスタート直前の男の仕事場(コックピット)。
グローブ、海図、コンパス、GPS、大きなエイク、そしてミネラルウォーター。
死闘を予感させる緊張感が漂う。

#アウトドア

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完璧なる勝利を目指して

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完璧なる勝利を目指して
レース準備の為、最終便で那覇に入った。
モヒートも大事だが、完璧なる勝利を目指して、RARE PERFECTIONをいただく。
明日朝には、座間味に仕上がったニヌハ2を持ち込む。
だけれども、体が出来ていない。
腕が痛い。
練習が足りない。
そんな事はどうでもいい。人生において無理をすべき局面もある。
目の前の艇をぶち抜く。
それだけの単純な動物になりきるのみ。
僕自身にグッドラック!
#アウトドア

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