今月の薬剤師さんと仲良くなろう!
ゲストは済生会金沢病院の薬剤部から梅下翔さん
テーマは緩和ケアに使うお薬
毎年12月は人生の最期の時間や緩和ケア(緩和ケアは人生の最後を含みますが、そこだけではありません!)について考えるプログラムを行っています。
梅下さんがご自分で作って大切にしているという「適時適用」という言葉を教えていただきました。
必要なときに、必要なものを組み合わせて使うという意味だそうです。
緩和ケアというと痛みのイメージがつよいようですが、
それ以外にも、例えばこんなことに対応することがあります。
・消化器症状(下痢、便秘、吐き気など)
・呼吸器症状(気道に空気が通りにくくなる、呼吸困難感、胸水など)
・精神症状(不安、うつ、不眠など)
・倦怠感(だるい感じのことです)
・せん妄(意識が混乱することです)
これらが全部、みなさんに降りかかるということではありませんよ!
いろんな症状に対応することができるということです。
20年、30年前に、ものすごく苦しんだ方が身近にいらっしゃって、その印象がつよい方も少なくないように思います。
が、少なくとも20年30年前に比べると、お薬のことだけ考えても、使えるお薬の種類も確実に(覚えきれないくらい^^;)増えています。
みなさんの具体的な不安や疑問もシェアして、最後に今日の学びになったことはこんなことかなと思います。
・昔とは違う!
・苦痛は具体的に伝える。
例)「痛み止めで眠れるようになったけど、鞄を持つ時にうでがチクチクして辛い」
「手術の直後を10だとすると、今は7くらい」
・取れにくい痛みがあることは確かだが、なにも対処できないということはない。
明日は龍澤所長と緩和ケア全般のお話をします!
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