はなうめで養成しているボランティアのひとつがん体験はなし隊の仕上げの発表会でした。
さまざまな講座などに派遣して、ご自身のがんの体験をお話しする、がんを経験した人にしかできないボランティアです。
【これまでの活動】
・がんのこと知っとき隊講座
・医療関係者の研修会
・がん検診啓発活動
・市民公開講座
・がん教育など
【がん体験はなし隊養成講座】
不定期で開催しています。
2時間×3回シリーズで当サポートハウスのピアサポーターがお手伝いして学びます。
1回目 体験を振り返る
2回目 話してみよう
3回目 メッセージを伝えよう←今日ここ
今回の受講生ははなうめのピアサポーターでもある、橋さん。
橋さんのかかっている病院から、医療関係者向けの研修にはなし隊を派遣してほしいという依頼があり、
治療から5年経ってちょっと気持ちに変化があったとおっしゃていたので、良いタイミングかな?と思い、お誘いして受講していただきました。
養成講座ははなうめオリジナルの体験シートを使って、経験を時系列に整理するところから始まります。
話し方のチェックを経て、最後にメッセージを添えて、実際の発表をして修了!
今回の橋さんもおっしゃっていましたが、この作業がとても良いらしいです。
自分の中にバラバラにある経験やその時の感情。
それを整理して、自分なりに解釈する作業。
なにか殻を破るような…ステップを1つ上るような…そんなお手伝いになるようです。
時にはこの作業をすることすら難しい場合もありますが、
そんな時は「今はそんな時期じゃないんだなあ」という気づきがあります。
今日は橋さんのお話を、他のピアサポーターさんやはなし隊の先輩、利用者さんも聴きに来てくださいました。
日頃も経験や想いを部分的にシェアする機会はありますが、
がんになる前⇒診断⇒治療⇒その後から今についてまとめて聴く機会はなかなかありません。
それぞれに「ああ、私もそうだったなー」「私はこうだったなー」と思うところもあったようです。
来月すでにお座敷!?が決まっている、橋さん。
その経験がきっと誰かの力につながると思います!
実は次の受講生の予定も決まっています。
がん体験はなし隊。
受けたい方も派遣してほしい方もどうぞお気軽にご連絡ください!