沖縄県からのお客さまと‘ひと味違う’壮年部
Dec
9
当サポートハウスが石川県から委託を受けている事業の一つに院内がんサロンの運営支援とピアサポーターの育成があります。
そんな関係で同じようにピアサポートの普及に励む他県の団体や機関とも繋がりがあったり、さまざまな場でやりとりをすることがあります。
苦労や工夫を共有することは、同じように奮闘している心づよさだったり、なにか新しいアイディアにつながったり、まさしく私たち運営側のピアサポートだったりもします。
そして今回沖縄県から琉球大学病院内にある地域統括支援センターのみなさんがはなうめに来てくださいました。
⇨沖縄県地域統括相談支援センターのホームページ
✳︎地域統括相談支援センターって石川県にないんじゃない?と思われるかもしれませんが、当サポートハウスがそれに当たります。
また、地域統括相談支援センターがない都道府県もあります。
9日土曜日は午前中からがんと暮らしのカフェタイムに参加されて、
午後は壮年部をご一緒しました。
壮年部は40〜50代でがんを経験された方の時間です。
沖縄のセンター長、増田先生から壮年部の皆さんは「はなうめに来るきっかけはなんでしたか?」という質問がありました。
はなうめを知るきっかけ
・なんとなく「がん」について検索しているときに見つけた。
・いろんなプログラムがあって楽しそうだった
・スタッフと共通の知人からの紹介
・スタッフがはなうめについて話している動画で「気軽に来てください」と言っていた
・はなうめができてすぐ(10年前)に新聞をみて
・休職中に職場の産業医から紹介された
・病院に置いてあるはなうめカレンダーをみて
はじめの一歩
・電話をしたらスタッフが「一度来てみたら?」と言ったので行ってみた
・近くまで来たのでその勢いで寄った
・プログラムに予約して参加
来てみてどうだったか
・家族や友人の前では元気でいるようにしていたがここでは安心して患者でいられると感じた
・初めて涙が出て、すっきりした。
・それまでは一人だと思っていたが、それぞれ病状や部位は違っても仲間になれた
・体力がなく手術しなければよかったと思っていたが、食事やフィットネスで少しずつ回復し、それまで楽しいと思わなかったことも楽しめるようになった。
・他の参加者さんとプログラムを楽しんで笑うことが増えた
・仕事やお金のことなどここに来なければ知らないままのことを知ることができた
・職場にどんな風に話すか!?とセリフまでその場にいたみんなで考えたこともあった
・同じような経験をしているので説明がいらない。気持ちが楽。
10年前の開所当時から利用されている方から最近来られるようになった方まで、
ひとりひとりとの出会いやこれまでをあらためて思い出してみると
みなさんの困り事や苦悩から私たちスタッフも学び、次に出会う方に力になっていることも実感。
やっぱりがんサロンは仲間で支え合うピアサポートの場なんだなあと思いました。
沖縄からのお客さまとひと味違う壮年部でした。
遠くから足を運んでくださってありがとうございます。