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posted 2016-09-10 11:56
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
やっと見つけた 僕が輝けると思える場所 だけど今は少し違って 表現者にとって舞台がなくては 寂しささえも演じられない 落ち着かない足取りで 綴ってみればそれは孤独の詩(うた) 上手く言えないんだけど 僕は振り出しに戻ったようだ あの孤独な詩作の日々 いや、一周まわって来たはずだから ひとりで次の階段...
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posted 2016-09-10 02:29
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
はぐれ雲は高層ビルに隠れ 僕の様子を想像している あれは夢ではなかったはず 孫悟空のように君に乗っていた 君は僕の指笛から逃れようと 抵抗してじっとしている それなら驚かしてやろう ガラス張りに写るしのび足で微笑み 高層ビルの角まで進んでみる 僕を乗せてどこへ行くんだい それで君が解放されるのだから...
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posted 2016-09-10 00:39
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
何もせず 自分はどうにかなる、大丈夫 って、のは逃げだからな。 世間は上手く出来ていて、 そういうのをすべて知っているから。 努力に勝るものはなく、 突き詰めていけば努力は充実になり、 楽しみになる。 当たって砕けろ! まずは当たって行かなくちゃな。...
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posted 2016-09-09 21:02
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
たなびくアリの黒波 とても大人達に似ているね 黒基調の衣をまとい 行ったり来たり 休み返上で働いている お疲れさんですね 日曜日の公園 解放された 時間と固まった表情 僕らはここで いろんな衣をまとう サルのように 手を叩き笑い カラスのように ブランコで宙を舞い カァ カァ 鳴く ジャングルジムの...
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posted 2016-09-09 16:03
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
平和について考える時 まず猫ちゃんのまったり主義を 知ろうとすることが大事だ 猫じゃらしがわざとらしく動く 好奇心が強く 自分の安全を見極めながら手を出す 夢中になってしまっても よく見てカラダは反応する ちょっと疲れたらカラダをひいて 腹ばいになり目はキョロキョロ 右、左、上、あっち 左、右、上、...
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posted 2016-09-08 18:38
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ビルの谷間では見えぬ稲 乾き始めた風に実りの秋は 色づいてきただろうか 轍を上手に跨ぎ イナゴの上をトンボが飛んで 雲の向こうにはくれないの夕日 僕は少し早めに出勤し 職場近くの公園 目を閉じ香ばしき風の匂い 贅沢なひと時にほっこり 今日の素晴らしい始まり 幸せの風を感じながら...
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posted 2016-09-08 17:27
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ピアノの響きを突き刺してくれ 小心者の繰り返しに終止符を クレージーな早弾きで 都会の景色が奏でられると コーヒーカップを手にしたまま 街が歩き出し僕を置いてゆく 口をポックリ開けてここに佇むしかない 目の前の奏者は我が世界の中で 芸術の衣に身を任せ 僕をその世界へ手招きしている ピアノの周波数は僕...
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posted 2016-09-08 07:53
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
しとしと降る雨のように 丁寧にアルペジオで奏でる 僕のつくる景色は どこまで描けるのだろうか 君の疲れた心に沁みるように 弦を弾いて 蔑ろな甘えは僕の罪 すれ違いの心 君に寂しさがおし寄せた これではいけない 想い出の栞をつまみ だいじなページを開いてみる 夢で輝く僕を見つめる君の瞳 ふたりの原点は...
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posted 2016-09-08 04:28
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
あなた様の場合 魂が通常より小さく燃えているため 金額はこちらになります 納得されないようでしたら 私どものお勧めは 差し控えさせていただきます よくお考えになってくださいませ そうですか ご契約になられますか ありがとうございます それではご成約に ご協力を願い致します その前に 先ほどの説明と重...
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posted 2016-09-07 18:33
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
何を隠そう私はクスグリマン 隠してないじゃないか 君はそう言いたいね でも、残念ながら 私は透明人間になれるから 隠れることができるのさ それで、クスグリマンって 何をしているか知ってる? 知ってたら 私の存在を知られている って、ことになっちゃうけど まあまあ、落ち着いて 聞いてくださいな 私はひ...