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posted 2022-04-21 03:45
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者<笹本稜平>(1951年10月9日 ~2021年11月22日)は好きな作家で、本読書記録で10冊以上は取り上げていると思います。残念ながら昨年末に亡くなられていますが、訃報は今年になってから発表されています。 本書『転生 越境捜査』は、『孤軍 越境捜査』に次ぐ「越境捜査」シリーズ第7作目として2...
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posted 2022-04-16 05:25
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
この『歩道橋シネマ』は、『図書室の海』『朝日のようにさわやかに』『私と踊って』に続く、著者にとって7年ぶりの4冊目となる(連作を除く)短篇集です。〈小説新潮〉に発表した11篇を中心に、全18篇が収められています。 SFもファンタジーもホラーもミステリも青春小説も自由自在に書き分ける多彩な技量の持ち主...
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posted 2022-04-14 13:24
たいぞーのブログ
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たいぞー
久しぶりの書評です。 本は月に10冊程度は読んでいました。 本書を手に取った理由・目的 著者の佐久間さんのことは、『ゴッドタン』の名プロデューサーとしてしか存じていませんでした。 その状態で、昨年後半に、下記のような番組が地元ローカル番組で放送されたんですね! 福島中央テレビ制作 特別番組「サクマ&...
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posted 2022-04-12 04:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書『人面瘡探偵』は、2019年11月に単行本が刊行、2022年2月9日に文庫本が発売されています。 主人公の相続鑑定士の「三津木六兵」の右肩には、5歳の時のケガから傷跡が顔に見える〈人面瘡〉が寄生しています。「六兵」は頭脳明晰な彼を〈ジンさん〉と名付け、何でも相談して過ごしてきました。 信州随一の...
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posted 2022-04-09 04:25
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
建築設計にかかわる立場として近代的な集合住宅のさきがけとなりました「同潤会代官山」に目が留まり、著者が『ビブリア古書堂の事件手帳』シリーズの<三上延>とあらば、手にしないわけにはいかない2019年4月単行本が発行され、2022年2月1日に文庫本として発売されています『同潤会代官山アパートメント』でし...
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posted 2022-04-05 04:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
昨年に著者のエッセイ紀行『美麗島紀行 つながる台湾』(新潮文庫)を読んでいますが、改めて本書の取材旅行ともいえる下地の内容だとよく分かり、解説文を含めて569ページの本長編作品に反映されています。まず先に『美麗島紀行 つながる台湾』を読んでから本書『六月の雪』を読まれることをお勧めします。 声優への...
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posted 2022-03-31 18:13
岩魚太郎の何でも歳時記
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岩魚太郎
----------------------------- 現役を離脱して15年になる。 ■道楽の開始である 趣味の渓流のHome Pageを4年の歳月を要し作成UPした。 「岩魚と山女魚が釣れるHome Page」である。 ■現在の道楽 創作活動(文芸)である。 売れない小説・映像化に採用...
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posted 2022-03-29 04:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<堂場瞬一>の企業小説『犬の報酬』は、自動車企業の「自動運転開発」を絡めた物語として2017年3月に刊行され、2022年1月25日に文庫本として発売されています。 大手自動車メーカーの「タチ自動車」は、自動運転の開発を進める実験走行中に衝突事故を起こします。所轄の警察署は人身事故でもなく些細な物損事...
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posted 2022-03-19 03:25
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
まだ3月ですが、初めて読む<城山真一>の『看守の流儀』は、おそらく今年の読書のベスト1.2だとおもえるほど、刑務所を舞台に描く5篇の短編連作として重厚な人間ドラマの構成は見事で、感涙する描写もある傑作でした。 <横山秀夫>の「いやぁ、これは久しぶりのドストライクだった。」の言葉が読み終えると「なるほ...
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posted 2022-03-15 04:45
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者<堂場瞬一>には、多くのシリーズがありますが、本書『ボーダーズ』は「検証捜査シリーズ」の〈『検証捜査』・『複合捜査』・『共犯捜査』・『時限捜査』・『凍結捜査』・『共謀捜査』〉の全6冊に続く、警視庁特殊事件対策班(SCU)の5人を主人公に据えた新シリーズの登場です。 東京新橋で銀行立て籠り事件が発...