-
posted 2022-03-05 03:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書は、2021年10月1日より公開されました<瀬々敬久>監督の『護られなかった者たちへ』の原作で、2018年1月にNHK出版により単行本が刊行され、加筆修正のうえ2021年8月4日に文庫本として発売されています。 仙台市内で誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長「三雲忠勝」...
-
posted 2022-02-26 03:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書『神林先生の浅草案内(未完)』の著者<神林桂一>さんは、都立浅草高等学校の教員生活43年の国語教師で、食べ歩き、飲み歩き歴46年になるといいます。 <神林桂一>さんは、一元的な情報に頼らず、自転車でランチに繰り出しては新店開業の気配に敏感に反応し、酒場の店主や客との会話から生きたネタを仕入れ、実...
-
posted 2022-02-22 04:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
著者<南英男>の作品としては、刑事を主人公とした作品を多く読んできていますが、本書『稼ぎ屋稼業』は、38歳にして着ぐるみ役者の「成瀬和樹」と72歳のゴーストライター「磯村暁」のふたりが織りなす裏稼業のクライムサスペンスとして、2002年7月に刊行され、2021年12月15日に本書の文庫本として発売さ...
-
posted 2022-02-12 06:28
罪プラ日記
by
ピルグリム
あまりの面白さに1日で一気に読んでしまいました。 改めて落合博満という人が本当の意味で「プロ」だということが分かりました。そして、その一方で日本は決して契約社会にはなれないんんだろうなという定款にも辿り着きます。 そして、自分が指揮官である時、ここまで全てを削ぎ落として、それは自分の感情すらも削ぎ落...
-
posted 2022-02-03 03:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
『感染』で第1回小学館文庫小説賞を受賞し、医療ミステリーの第一人者として、『治験』・『細胞異植』などを詠んできています<仙川環>の『鬼嵐』です。2018年に単行本として刊行され、2021年12月12日に文庫本として発行されています。女医の「及川夏未」は、東京の大学病院での感染症研究者生活の軋轢から挫...
-
posted 2022-01-29 01:45
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
神戸舞台にした絵本『スマバレイの錆びれた時計塔』(原作:<ゴンドーマサキ>・挿し絵:<hare>)が、1月26日より一般発売されています 絵本は、神戸の須磨・塩屋エリアをモデルにした小さな架空の町「スマバレイ」を舞台としています。町の象徴ともいえる時計塔は、時代の移り変わりとともに厄介なものになって...
-
posted 2022-01-26 03:25
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
呑み助さんとしては「居酒屋」というタイトルで手にしました<山口恵以子>の『ゆうれい居酒屋』です。文庫書下ろしとして、2021年12月10日に発行されています。 著者の<山口恵以子>さんは、44歳のときに丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務(役職は調理主任)。新鷹会会員となり小説を書き、2007年、...
-
posted 2022-01-22 03:45
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
著者<葉室麟>(1951年〈昭和26年〉1月25日~2017年〈平成29年〉12月23日)ということで亡くなられていますが、没後の2020年秋に署名入りの原稿が発見された青春歴史小説『約束』です。2021年12月10日に文庫本として発売されています。 敗者や弱者の視点を大切にした武士や農民の生きざま...
-
posted 2022-01-20 02:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
著者<伊東順子>には、『韓国 現地からの報告』(ちくま新書)、『もう日本を気にしなくなった韓国人』(洋泉社新書)、『ピビンバの国の女性たち』(講談社文庫)などの著書があり、2017年に「韓国を語らい・味わい・楽しむ雑誌『中くらいの友だちー韓くに手帖』」(皓星社)を創刊しています。 本書では、近年話題...
-
posted 2022-01-15 02:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書『夢の島』は1999年9月に双葉社から単行本が刊行され、双葉文庫・講談社文庫を経て、2021年11月25日565ページと厚みのある集英社文庫として発売されています。 母と離婚して24年間音信不通だった父が亡くなったとのその知らせを受け、駆け出しのカメラマン「絹田信一」は、父「洋介」の最後をみとっ...