古典落語 千早振る、実に面白い
Dec
21
千早振る 神代も聞かず 竜田川
唐紅に 水括るとは
百人一首 在原業平の和歌である。
江戸時代、八さんが長屋のご隠居に、この和歌の意味を尋ねた。
物知りのご隠居、知らないとは言えなくなり、とうとう最後に迷解釈を導く。
千早は花魁に、竜田川は相撲取りに、神代は千早の妹になってしまった!
大関の竜田川は、花魁の千早に一目惚れしたが、恋は実らず
その後、妹の神代にも言いよるが、見放され
失恋で成績不振になった竜田川は廃業、故郷にも戻り豆腐屋に
数年後、乞食になった千早が竜田川の前に現れる
おからを分けてくれと
激怒した竜田川は千早を突き飛ばし
全ては私が悪いと、千早はそばにあった井戸に入水自殺
ここまでハさん、なんとなく納得、でも最後の「とは」が、どうしても合点がいかない
ご隠居どうにも説明がつかず、とうとう「とは」は、千早の本名だったとこじつけた
さすがご隠居、素晴らしい解釈! なんとなく、合っているようにも。。。
八さんのつっこみをかわし、困り果てながらも答えを導き出すこ隠居、このやり取りが実に面白い。
和歌の本当の解釈を知りたい人は、ぜひググってくださいね。 ぜひ落語もYoutubeで。
やっぱり知らないものは、知らないって言えるのがいいね。
正直に今日も頑張ろう!