私の義父がいよいよ介護ホームに引っ越すこととなりました。
アルツハイマーと脳溢血の後遺症から、歩くのもおぼつきません。
室内で倒れてしまい、義母では起こすことができずに救急車を呼ぶはめとなったのも数日前のことでした。
そこでこの日は引っ越しの手伝いに行きました。
思い出の写真や家具、タオルや電気スタンドなどを新しい彼のホームまで搬入しました。思えばほんのわずかな所持品です。数年前まで彼の必需品であったコンピュータや本、音楽CDなどはもう不要となっていました。
自らの介護ではどうしても不十分であり、重い決断をしなくてはならなかった義母にとり、とても辛い日となりました。心痛のため昨夜は眠れなかったそうです。人が老いを重ねるとは、時に厳しい現実と向き合わねばなりません.
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