75日間のインターバル~その②
Oct
25
聖書本文とメッセージノートはこちらから:
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「再臨から千年王国までのインターバル②」
マタイ24章34~35節 ダニエル12章11~13節
~マタイ福音書連続講解説教88~
大艱難時代とメシア的王国との間には75日間の移行期間があることを学んでいますが、
今回はその2回目です。
9つの事がこの間に行われることになりますが、
それらの起こる順序までは聖書に教えられていません。
テーマ別にどんなことが起こるかを探っていきましょう。
今回はその9つから、復活をキーワードに学んで見ます。
教会時代の聖徒は主が空中再臨されるときに携挙されます。
死者はそのときに蘇ってから携挙されます。
その彼らは主イエスとともに地上再臨の際に、
地上に戻ってくることになります。
その後で、旧約聖書時代の聖徒と大艱難時代の聖徒らとが
復活すると聖書は啓示しています。
大艱難時代聖徒らの復活については、黙示録20:4で教えられています。
「4 また私は、多くの座を見た。彼らはその上にすわった。
そしてさばきを行う権威が彼らに与えられた。(A)
また私は、イエスのあかしと神のことばとのゆえに首をはねられた人たちのたましいと、(B)
獣やその像を拝まず、その額や手に獣の刻印を押されなかった人たちを見た。(C)
彼らは生き返って、キリストとともに、千年の間王となった。
5 そのほかの死者は、千年の終わるまでは、生き返らなかった。
これが第一の復活である。
6 この第一の復活にあずかる者は幸いな者、聖なる者である。
この人々に対しては、第二の死は、なんの力も持っていない。
彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストとともに、千年の間王となる。」
黙示録20:4~6
4A:教会時代聖徒、Judgment was givenと訳せる。
つまりメシアの裁きの座をすでに通過した人たちのことです。
彼らはすでに携挙の後、天においてメシアによる裁きを通った人々です。
4B:大艱難時代前半に殉教した聖徒たち
4C:大艱難時代後半に殉教した聖徒たち
彼らは皆、復活して千年王国を相続します。
そして千年王国の始まるこの時点までの復活については
「第1の復活」と呼ばれています。
それにあずかるのは「幸いなもの、聖なるもの」(黙示20:6)です。
つまり信者を意味しています。
彼らにとって「第2の死は、なんの力も持っていない」とありますが、
それは千年王国後に開かれる白い御座の裁きを受けた者たちが
火の池(ゲヘナ)へ投獄されることを意味しています。
それではここで、第1の復活についてまとめてみましょう。
Ⅰコリント15:20~23では、
復活には「おのおのにその順番がある」と教えています。
ここでのギリシア語の「順番」とは軍隊用語であり、
行進や進撃する際に部隊が波状前進する連続性を示している用語です。
次々と次の5段階の連続性を持って第1の復活と呼ばれるものが起こります。
①主イエスの復活:初穂と呼ばれています。
②教会聖徒の復活:携挙のとき。Ⅰテサ4:16、大艱難時代の前に。
③二人の証人の復活:大艱難時代中間期に。黙示11:11
④旧約時代聖徒の復活:大艱難時代後のインターバル期に
⑤大艱難時代聖徒の復活:大艱難時代後のインターバル期に
これで信者の復活は完了します。
以後には義人の死はなく、したがって復活自体は起こりません。
何という完璧な終末プログラムでしょうか。
誰一人もれることなく、どこかのカテゴリーに属し、
復活して裁判、その後の永遠の住まいが決定されるのです。
そしてその決定には大まかに言うと二つの結果があるだけだと聖書は教えます。
千年王国か、ゲヘナという火の燃えている池かのどちらかです。
その二つの行き先を決定させる要因は一つしかありません。
主イエスにどのように向かい合ったかという、1点です。
「11 私は、あなたがたが悔い改めるために、水のバプテスマを授けていますが、
私のあとから来られる方は、私よりもさらに力のある方です。
私はその方のはきものを脱がせてあげる値うちもありません。
その方は、あなたがたに聖霊と火とのバプテスマをお授けになります。
12 手に箕を持っておられ、ご自分の脱穀場をすみずみまできよめられます。
麦を倉に納め、殻を消えない火で焼き尽くされます。」
(マタイ 3:11-12)
*ここでバプテスマのヨハネが主イエスを民衆に紹介しています。
*「その方」は信者に「聖霊のバプテスマ」(これは信仰を持ったときに受ける神の霊のこと)を授けるか、
「火のバプテスマ」(これはやがて不信者が火の池で受ける裁きのこと)を授けるお方です。
*「麦」とは信者のことで、「倉」とは千年王国です。
*「殻」とは不信者のことで、「消えない火」とは火の池(ゲヘナ)のことです。
さて、貴方は主イエスを誰だと告白しますか。