人は死んだらどこの世界へ行くのか
May
22
イエスの十字架と復活を通じて
新しい契約の時代が始まりました。
それ以前は旧約時代、
あるいはモーセ律法の時代と呼ばれます。
死後の世界においても
その時代を画して画期的な変貌が遂げられました。
それでは今回は、
旧約時代の人たちの死後の世界についてこうさつしてみましょう。
⑴ 旧約時代の人々(アダムからイエスの昇天まで)
① 全ての人はシオールへ行った(OTに64回言及。詩篇89:48)
ハデスと同じ意味(詩篇⒗:⒑と使徒⒉:27、31とは同義語)
それは、地球の中心部分に位置している
不信者と信者の居住区、二つの区分がある
② 信者もまたシオールへ行った(創世記37:35)
「アブラハムのふところ」とも「パラダイス」とも呼ばれている
そこは天ではない~罪の贖いが未完成で、天に入るには不十分
モーセ律法のいけにえは信者の罪を覆うのみで取り除けない
へブル10:1~4
信者が死後に天へ移されるには、新約時代によるメシアの贖いの完成を待たねばならない
③ 不信者は狭い意味でのシオールへ行った
「アバドン」とも「よみの穴」とも呼ばれている
そこは意識もあり、ある苦しみの場である
④ 二つの区分の間には越えられない淵がある
ルカ16:19~31
ここに出てくるものはたとえ話ではなく、実話である
「ラザロ」と固有名詞があることからそれが分かる
淵を超えてのコミュニケーションは出来る