ミャンマー人とのビジネス
Feb
14
サンフランシスコ・ダウンタウンで
ヘアカットの最低料金を維持している美容店がある。
ここも15年以上、私の友人となって下さっているお店。
4名の美容師は全員ミャンマー人である。
彼らは誰も昨今のミャンマー民主化運動に賛同し、
アウンサンスーチー氏の熱烈なファンである。
軍事政権時代からどの様に民衆が圧迫され、国が疲弊していったかをかつて話してくれた。
そんな彼らにとって、スーチー氏は、希望の星のように崇めている存在。
また、かつて日本の技術援助の事も覚えていて、
日本の国造りに一目置いていて、日本を師と仰いでいる様子も伝わってくる。
日本人として悪い気はしない。
そして彼らの使用しているハサミはどれもが日本製。
然も業界では高品質で知られているH製品を数多く持っている。
買値を聞いてみると、千ドルほどだと言う。
ギョエー❗️
その値段ではボッタクリであろう。
私の扱っている製品はHとなんら遜色なく、それでいて値段は半額以下である。
「日本製」というものに、そして会社のネイムバリューに踊らされているのが見て取れる。
ここ何回かの訪問で何を持って「高級」とするかを、
ハサミの構造やら切れ具合に至るまで簡単に説明してきた。
「日本製」の持っているブランド力が、
単なるラベルだけならいつか剥がされてしまう。
どういう点で優れているかを理解し、しかも適正価格として充分に納得いただいた
その上に築かれるのがブランドというものであろう。
と、そんなミッションを抱きながら今回も昵懇とさせていただいて、
大量の成約と相成り申し候。