19歳のセイイチさんが描いた収容所でのバスケに興じる人々。
昵懇にさせていただいているサンマテオの吉田ご夫妻をこの日に訪問。
かつてここでも紹介したがご主人のセイイチさんはいわゆるNo No Boy.
太平洋戦争中に日系人強制収容所に入れられ、米国に忠誠を尽くすかを問われた二つの設問にNo と答えた。
それで日本へ強制送還される。
Yesと答えた人は戦地へ送られた。
有名なのが欧州で戦績を上げた精鋭の日系442部隊。
戦後、その日本で結ばれたのがまる子さん。現在の御夫人である。
まる子さんは昨年の暮れに喉のガンへの放射線治療を2ヶ月間も耐えて
現在はその回復・リハビリ期間。
まだ舌には味覚が戻って来なくて、何を食べても味が分からない。
この日、セイイチさんが70年以上も昔に描いた油絵の写真を見せていただいた。
収容所時代にスポーツを楽しむ一風景。
この時、セイイチさんは19歳。
こんなに絵の才能があるだなんて、、、驚きでした。
それにしてもNo No Boy で良かったと思う。
戦地に送られて生還できる可能性の方が低かった。
生還したらヒーローとなり得ても、
死んでしまえば現在の家庭もなかったことになる。
セイイチさんにとっては、ご自分の選んだ道が正しかった。
他の人には他の生き方がある。
ヒーローとなって生還しても、
戦地で屍を晒すヒーローであったとしても、
その各人には各人の生き方があり、
それぞれにとって最善だったのではないだろうか?
創造者の各人への召はそれぞれ違う。
他者と比べるだなんてナンセンスだったんだ。
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