マルチンルーサーキングJr
Jan
16
本日の米国は休日。
成人式のある日本で毎年この時期に3連休となるのと同様に
米国でもこの週末は3連休となります。
小正月がやって来たような気分です。
我が家ではそれぞれが思いのままに休日の一日を過ごしました。
昨夜から友人宅で一泊した長女は一旦帰宅した後、
その友人と家内とともに雪深い山へ散歩へ出かけて行きました。
スノーブーツが潜らないように幅広い板を靴底に装着して歩きます。
これをSnow shoeing と言います。
長男は午前サッカーゲームをし、午後に友人と公園でサッカーをし、
夕食後8時過ぎにサッカー練習へ出掛けて行きました。
私はデスクワークにほとんどの時間を使いました。
特にワシントン州の売上税申告と納税の締切日が月末で
これに掛り切りとなりました。
毎年している計算と集計なのに一年を経てしまうと忘れている事ばかりで
英語表記を理解することからして時間が吸い取られてしまいます。
連邦所得税と異なる点は、売上税であることから
経費として控除を計上出来ないことです。
つまりたとい赤字であったとしても
収入に対して一定額が税金として持っていかれてしまうものです。
ワシントン州税として、6.5%
各市町村で税率は異なりますが約3.0-3.5%程。
合計すれば売上の10%ほどが差し引かれる事になります。
これが高額か許容範囲とするかは各人の判断の分かれるところ。
1つ確かな事は、江戸期の農民に課せられた5-6割の年貢米徴収に比べればはるかにマシというもの。
そのような税率では一度飢饉に襲われたら餓死者が続出していたと言うのです。
天草地方のある百姓が決められた年貢米が納められなかった時のこと
奉行所は赤子を身ごもっている妊婦を冷たい川の底に縛り付け水責めをしたと言う。
百姓は納めたくとも米は一粒も残っていない。
川の中で妊婦は流産した。
天草四郎が担がれてのキリシタン蜂起とされている天草の乱は、
過酷な年貢米に耐えられない百姓一揆の側面の方が強い。
かなり遠回りとなった様ですが、
納税額の高さに不満を感じる時にはそんな不憫な江戸期百姓思い起こしてしまうことと、
「あの時代よりマシなのだから」と自らに言い聞かせる事にしているというオチでした。