ホサナ教会や他の日本人教会の方も加えて過越の祭に初参加してきました。 すぐ近くにあるメシアニック・ジュー(イエスをメシアと信じるユダヤ人)の会衆が毎年開いているものでユダヤの伝統に則った過越の祭りです。 そもそもイエス様と12のお弟子さんたちの最後の晩餐は過越の祭りのセダーと言う食事会でした。それ以来メシアニック・ジューはそのまま伝統を守り続けてきました。 そこでは4回ぶどう酒を飲む杯やパンや野菜を配るタイミング等、聖書に照らし合わせて最後の晩餐での食事模様が再現されて行きます。 最も興味深かったのが「アフィコーメン」です。 「後にやってくるもの」という意味なのですが2000年以上ユダヤ人はこれが何を意味するかを知らないまま繰り返してきた儀式です。 マッツァーと言われる種なしパンを小さな財布のような入れ物に入れます。 その時マッツァーは半分に割られ3つに分かれた真ん中の袋に入れられます。 割られた片方のマッツァーは布に包んだ後に子供が家のどこかに隠すことになっています。 どうしてこの入れ物が3つに分かれているのか? ユダヤ人たちは解らないままにアブラハム・イサク・ヤコブの3人の族長を意味していると言うのですが合理的な説明にはなってません。 このマッツァーをよく見てください。 何を意味しているのか、素直になれば一目瞭然です。 表面の焦げた色は、むち打ちによる外傷。 表面に開けられた穴は、肉体を刺し通された杭の痕。 隠されていたマッツァーは、食事の最後の段階で子供たちによって再び食卓に戻って来ます。 もうお分りですね。 この過越のマッツァーこそ、イエス・キリストを表しています。 わざわざ3つに分かれた袋の真ん中に入れるのは 父なる神・子なる神(イエス)・聖霊なる神の三位一体を意味しています。 現在我々の地上からは目に見えず隠されてますがやがて天から帰って来られ地上で王国を築かれる予言的儀式となっています。 ユダヤ人の祭りは過越だけでなくどの祭りにも予言的な意味が隠されているのですが 彼らはこの意味を理解しないまま数千年間も守り続けているとは驚きです。