シアトル・オーナー会
Sep
21
日本人ビジネス・オーナー会に行ってきました。
今回のゲスト・スピーカーは鷹松弘章(たかまつひろあき)さんです。
http://hiroakitakamatsu.com/鷹松弘章-について
数日前、大前研一さんが80名の日本企業を代表する経営者たちを連れて米国視察に来られたそうですが、
その際にもホストとして講演をされたなど、お忙しい中私たちのために時間を作ってくださいました。
講演は「持続可能・Sustainableな組織を作るにはどうしたらいいか。」
講演途中から私どもからの質問が頻繁かつ多岐に渡ったため、
とても広い分野に話の方向が進んでしまいます。
しかし長年の経験から蓄積されたご自身で感じる問題意識とテーマには深く共感し共有できるものがありました。
例えば、、、
現在の日本の大学生の内向き志向。
留学をしたからない。日本にいるだけで十分であると考える学生が多い。
節約志向と貯蓄志向に固まった日本ではデフレが続きこの20年間賃金の上昇がない。
それ故お金が世間に回って行かない。
お金流通量が日本では膨らんだりしぼんだりするが欧米先進国では数十年間一定の割合を保っている。
それ故世界に対するプレゼンスが一定であるのに対して、日本のその勢いは減少するばかり。
その世界を知らない日本の教育現場とビジネス慣行。
「集団行動のための個人行動」(米国)と「個人行動のための集団行動」(日本)の違い。
相互扶助のコミュニティーが崩壊しつつある日本。
独立と自由。自由には責任が伴うこと。
失敗と経験値を多く体験することの重要性。
社会の根底をなす宗教観の相違が日米間の違いを開いた一端がある。
働きすぎの日本と家族のために時間を作る米国社会、その労働観の違い。
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などなど。
鷹松さんは高校時代まではスキープレーヤーとして本格的にトレーニングを重ね国体選手として活躍されていたとのこと。
大切な時期に靭帯を切断してしまったことから選手生命を絶たれ、急遽留学に挑戦されたそうです。
そのおかげで今日の講演と出会いが実現したのですから、私どもにとっては「禍が転じて福」となった事例と言えます。
カナダに留学した当初は英語の成績で3点しか取れない劣等生だったようです。
ところが卒業時には卒業生代表としてスピーチをするほどの優等生にまで登りつめた努力を惜しまない一面も持ち合わせていらっしゃいます。
鷹松さんの会社が開設されたソフトは、Excelやあらゆるデータベースを一瞬にしてグラフや図形に変換するものです。
WAZEという目的地までの検索アポを私は常時利用しているのですが、
そこには15分毎に交通状況に合わせた到着時間を予想表示する機能があります。
それが一目でわかるような棒グラフで表示されのを見た時には目を丸くして驚いてしまいました。
その機能もやはり御社によるものだったようです。