「さて、天に上げられる日が近づいて来たころのことであった。イエスは御顔をエルサレムに向け、毅然として進んで行かれた」 ルカ9章51節
「これらのことを話してから、イエスはさらに進んで、エルサレムへと上って行かれた」 ルカ19章28節
⑴方向性を確認せよ〜「エルサレムへ」
①ルカ福音書には主が明確な姿勢をとられ、心定められたことが二度記されてある。
②エルサレムにおいては受難・死というミッションが待っていた。
③それはまた天へ帰ると言う最終ゴールのプロセスの1つでもあった。
私たちは本来創造主なる神の元から出、
神の元に帰るものである。
⑵転換点を把握せよ
①前者の御言葉はガリラヤ伝道からペレヤ伝道への転換点にあり、
後者の御言葉はペレヤ伝道から受難のエルサレム伝道への転換点となったもの。
② 3月4月は日本において卒業入学就職の人生の転換期でもある。
③この転換点を神の時として自覚的に把握しているだろうか。
⑶集中力を見い出せ〜「毅然として進んで行かれ」
①かつて神と調和し集中していて私たちの人格が分散されたままにあるのが罪の状態。
もの影に隠れてしまったエデンの園でのアダムを見よ。
②主は朝も夜も限られた時間、ご自分の使命に邁進された。ルカ21章37ー38。
③私たちの心を何に用いているか。その用い方が精神的霊的統一を培養し訓練するものである。
(結論)〜永遠に向けられた視点を持て
あるビジネスセミナーコーチは、
「終わりを思い描くことから始める」
習慣を身につける様に指導しています。
そのために個人のミッションステートメントを書くのが効果的だと言っています。
個人のミッションステートメントとは
「人生においてあらゆる決断の土台となる憲法」です。
この個人のミッションステートメントは
一朝一夕でできるものではありません。
時間をかけて自分で見出すものです。
そのミッションステートメントためにこれらの質問を考えてみましょう。
【質問1】
自分の葬儀の場面を思い描いたときに感じたこと、
考えたこととは何か。
葬儀に来られた家族友人知人に対して
自分はどういうものとして覚えてもらいたいのか。
【質問2】
普段あなたが果たしている「役割」とは何か。
そこに映る自分の人生のイメージに満足しているだろうか?
(役割の例)
家族(夫、妻、父親、母親、息子、娘)
友人、職場(マネージャー、経営者、社員)
【質問3】
これらの役割は創造主なるお方、あなたを活かしておられる神から委ねられた務めであるとの自覚があるか。
その務めを全うするために私の心を何に向けるべきだろうか。
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