あなたはあなたで良い。
人が幼少の頃から教育され訓練される。
つまり、しつけられて行く。
家庭や学校ときには国家が理想とする型枠に人を当てはめるのだ。
もちろんそこには宗教と言う型枠もある。
その型枠に押し込まれて形成された人間は、
誰も同じような顔をしている。
家長や教師、聖職者や独裁者にとって都合の良い人間ではあろう。
だがそれと同時に笑顔は失なわれ、生気も吸い取られ生きた屍が完成する。
「いいえ、レールの上を走ってきた者たちにも生き甲斐や喜び、笑顔がありますよ」
そう反論してくる人もいる。
しかしその時の笑顔がまた、他者と同一のものであったりする。
生きることと自由とは、本来どちらも尊いもので、
どちらも同じような価値を持っているものではないか。
「真理はあなたを自由にする」
主イエスはそのように言われた。
人が真の自由に生きる時
その人の本来の持ち味が発揮されて
顔にもにじみ出てくるようである。
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