29 yet I tell you, even Solomon in all his glory was not arrayed like one of these.
- Matthew 6:29
"しかし、わたしはあなたがたに言います。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも装っていませんでした。"
マタイの福音書 6章29節
この聖書の真理をどうやって娘に伝えたら良いだろうか。
出かける直前、彼女はメイクに数十分を費やす。
学校に遅刻することなんて屁とも思っておらずに鏡に向かう。
「もう充分綺麗だよ」
「あなたほど綺麗な人はいないんだから」
その父親の声も耳に入っていない。
かつて彼女を学校まで送り届ける際、
揺れ動く助手席に座りながらもパタパタと顔に塗り付けるその鮮やかな業には舌を巻いた。
Bumpを乗り越える時に口紅をしてたが、口裂けお姉さんにはならないように絶妙のタイミングをわきまえている。
黄金と真珠に輝くソロモンの玉座と宮殿。
その時代の栄華を極めたそのソロモン宮殿と比べて野に咲く1輪の百合の花。
自生した百合は芸術の結晶と言える。
そのバランスある花びらの重なり具合と屈折。
その色合いや芳香。
その美しさは確かにソロモン宮殿よりも優れものだ。
私たちは百合よりも精緻に造られ、
神の愛の対象であると教えられたイエス。
こんな単純だけど大切な真理を日常的に気付いていないのは、
娘だけではない。
今年の夏も子供らと日本に一時帰国する時、
奥山に分け入る滝巡りのキャニオニングを計画している。
そこで百合の花を見つけたら、うんと説教してあげよう。
- If you are a bloguru member, please login.
Login
- If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account