Hillsboro に行ってきました。 ヒルズボロはポートランドの市街地から40分ほどのところにある郊外ベッドタウン。 ストリート・カーとかがそこまで伸びていて通勤や通学には便利なはずです。 全米で最も住みやすい魅力的な街のナンバーワンに挙げられているPortland市。 その地価高騰がすごいことになっていることから、まだ落ち着いている郊外地がいよいよ注目を集めると言われています。 その中心部からも少し離れたご自宅を訪問しました。 ふとしたことから思いがけず広大な敷地の家を譲り受けることになったTさん。 かつて牧場のように広い柵の中には何頭もの馬がいたようです。 長女が小さい頃馬を飼うのが夢だと言う話をしたのですが、彼女の孫たちも同様な願いをぶつけてくるのだそうです。 Tさんにとって馬を飼う全ての条件は満たされているのですが、ただその世話が出来ない。いやしたくない。 全く私も同様で、このような大きな敷地があったとしても馬と一緒に暮らすだなんてまっぴらごめん。長い間犬のゴールデンレトリバーさえ認めませんでした。 どうしても大人となれば習慣や考えが固定化し保守的になります。 その凝り固まったパターンに風穴を開けるのは子供の持つ柔らかい考えであり創造性でしょう。 ヒルズボロには飛行場すらあります。 馬を飼いながら、そしてときには飛行機で遠出をしてみる。 夢のような生活に聞こえます。 シアトル近郊の良いところに住宅を所有している人にとって資産額からすれば夢ではないはずです。 あえてそのような手間や世話のかかる不便な生活をしたくないのでしょう。 便利さを追求するか、あえてチャレンジの多いところで創造性を育てるか。 住居を選ぶ際、そんな視点も若いうちにはあっても良いかもしれません。