「私たちの国籍は天に」
Nov
6
「私たちの国籍は天に」
ピリピ人への手紙 3章17~21節
"兄弟たち。私に倣う者となってください。また、あなたがたと同じように私たちを手本として歩んでいる人たちに、目を留めてください。
というのは、私はたびたびあなたがたに言ってきたし、今も涙ながらに言うのですが、多くの人がキリストの十字架の敵として歩んでいるからです。
その人たちの最後は滅びです。彼らは欲望を神とし、恥ずべきものを栄光として、地上のことだけを考える者たちです。
しかし、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、私たちは待ち望んでいます。
キリストは、万物をご自分に従わせることさえできる御力によって、私たちの卑しいからだを、ご自分の栄光に輝くからだと同じ姿に変えてくださいます。"
(1)人の帰属先(ID)
①人が何者であるかを決定するもの
住居地、職業、家系、所属教会など。
自己紹介等に用いるし、おおよそ客観的に人を類型化出来る便利さがある
②人の本質はどこで決まるか
住居は移動するし、仕事や教会も変わることがある
この世界に私自身の本質に関わる帰属先を預けるとなると永続的な基盤はなくなる
(2) 失われた帰属先
①表面でなく本質的な意味で帰属先が失われてしまった
〜失楽園以後の人の姿
②その結果の混乱と錯綜
彼らの神〜欲望
彼らの栄光〜恥
彼らの最後〜滅び
(3) 回復された帰属先
①帰属先=国籍が天にある生き方とは何か
キリストは最終ゴールであり永続する継続的な世界に私たちを招かれておられる
②キリストはやがて来られる
天(神)によって地上の営みは統制されているが、その天がやがて地上に投入される
その時にはこの滅びる体も栄光の体に変えられる
(結論)
キリスト者とは、キリストに所有された者の事。
この世にあっては異質かもしれない。異なる原理で生きているからである。
しかしその原理こそ普遍的で永続する天からの生き方であろう。