実は蒲郡から帰る日に多治見まで足を延ばして、岐阜県現代陶芸美術館へ「オールド大倉の世界展」を見てきました。蒲郡から多治見まで、東海道本線と中央本線を金山で乗り換えて、約1時間15分で着きました。意外と近い。
http://www.cpm-gifu.jp/museum/02.exhibition/02_1.exhibition.html
「セーブルのブルー、大倉のホワイト」と言われるだけあって、素晴らしい。とても見応えあります。2時間たっぷりかけて見ました。やはり、岡染めは何回見ても、釉下彩に見えますね。実際は字のごとく(岡の上から染める)、イングレイズです。なお、大倉の釉下彩である染付は呉須と呼ぶそうです。また、大倉の瑠璃、これもセーヴルと同様にイングレイズです。ただし、セーヴルは何度か絵具を塗っては焼成を繰り返しますが、大倉は漆蒔で絵具を釉面に定着させ、1回の焼成で、きれいな瑠璃色を出します。とても勉強になります。また、漆蒔の作品もたくさんあり、美しいです。大倉ファンに限らず、セーヴルが好きな西洋陶磁器ファンにとっても必見の展覧会です。この展覧会は槇田秀治さんというコレクターのコレクションを中心に行われているようです。なお、残念ながら他には巡回しないようです。
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Posted at 2013-09-30 08:46
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Posted at 2013-10-01 16:20
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