飛鳥井(アスカイ)黄
Apr
27
http://www.gifu-kenpaku.jp/wp-content/uploads/2021/03/2021%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E7%A0%94%E7%A9%B6%E5%A0%B1%E5%91%8A.pdf
アスカイ黄については、雑誌「小さな蕾」(2019年10月号)で、高木典利さんがすでに紹介しているが、今回は、岐阜県博物館が所有している釉下彩鷺図花瓶を用いて、より詳細に発表している。今回アップした釉下彩鷺文C&Sの黄色もアスカイ黄である。
以前、このブログにきた質問でも答えたが、眞葛香山窯の1896年以降の黄色もアスカイ黄(1893年シカゴ万博に出品された東博が持っている重要文化財、黄釉銹絵梅樹文花瓶はアスカイ黄ではない)を用いていると思われるが、釉下彩(特に黄釉と箱書きされているものは)ではないと私は考えている。
このように美術館や博物館の学芸員には、どんどん明治期(1900年前後)の陶磁器について研究発表してもらいたいものである。